フィラリアって何?


フィラリア症は、蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気です。犬フィラリアは成虫になると30cm にもなる糸状の寄生虫です。
犬フィラリアが寄生することで血液の流れが悪くなり、様々な障害が出現します。放置すれば死に至ることもある、犬にとっては重大な病気です。

フィラリアの予防期間は、「蚊が出始めて1ヵ月後から、蚊がいなくなった1ヵ月後まで」とされていますが、蚊がすっかり姿を消した11月や12月になぜ投薬が必要?というのが、飼い主さんの率直な疑問です。「フィラリアの予防期間が、蚊の活動期間より1ヵ月後ろにずれているのは、フィラリアの薬が、効果が持続する“予防薬”ではなく、与えたときだけに効く “駆除薬”だからです。蚊が出始めた直後は、まだ蚊が感染力のある幼虫を保有している可能性が低いため、犬が蚊に吸血されても感染する機会は少ないものと考えられます。 万一感染したとしても、その後1ヵ月以内に薬を与えれば、それまでに感染したフィラリアの幼虫をまとめて全部駆除します。

 


蚊を見かけなくなったと感じた途端に投薬をやめてしまうと、最後の投薬以降にまだ危険な蚊が少数生き残っていて、それらに愛犬が刺されてしまうおそれがないとは言い切れません。あなたの愛犬をフィラリアの感染から100%守るためには、蚊が目立たなくなってからさらに1ヵ月後、念のために最後の駆除をしてあげるというのが、フィラリアの完全予防を保証する年間プログラムの仕組みなんです。秋口に油断して感染するケースも少なくないので、しっかり最後まで投薬してください」投薬が1か月遅れる、つまり投薬の間隔が60日以上広がると100%の効果は望みにくくなります。ここで生き残ってしまった幼虫は、やがて心臓で成虫になる可能性があります。



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