1歳までの成長期の子犬の骨は本当に華奢です。骨も成長しきっていないため、細い上に硬さも不十分。そのため少しの衝撃でも骨折しやすい傾向があります。飼い始めは、ワンちゃんも飼い主さんも危険に対する意識や学習ができあがっていないため、「ソファや段差から飛び降りる」「フローリングで滑る」といった危険度MAXの行動により、骨折を招いてしまいます。
骨折の原因第1位は「段差からの飛び降り」。どの位の高さが危険かというと、実は30cmでも骨折は起きてしまいます。ソファやベッド、イスからの飛び降りによる前肢骨折はとても多いです。また、抱っこ中の落下による骨折も少なくありません。それからフローリングも要注意!足裏の毛が生えているワンちゃんにとってフローリングで走る事は、氷の上のように滑ります。足を滑らせ転倒して骨折するなんていうことも。
・正しい抱き方で落下防止
・滑る原因になる足裏の毛を刈る
・フローリングにはマットを敷く
・ソファーは低いタイプのものを選ぶ、またはスロープを設置する
・階段やキッチンなど入ってはいけない場所にはバリケードを付ける
・ソファーや椅子に飛び乗らないしつけをする
このように飼い主のちょっとした工夫や気遣いで愛犬を骨折から守ることが出来るのです。
毛玉をほどかれるとワンちゃんは痛がりグルーミング嫌いになってしまいます。そうなる前に、飼い主さんには毛玉ができないように毎日自宅でケアをしてください。お家で一番の予防はもつれを作らないことです。
・お家でシャンプーする場合、必ずシャンプー前に全身ブラッシングをしてもつれをとってください。そのままの状態で水に濡らすと更に固い毛玉になってしまいます。
・洋服はずっと着せっぱなしにすると擦れて毛玉の原因になります。時々脱がせてブラッシングケアをしてください。
・被毛は乾燥するとキューティクルが荒れて、摩擦も増えて静電気や毛切れ、そして毛玉の原因となります。犬種や被毛の状態に合わせたトリートメントで修復し、被毛に健康を取り戻すことでもつれを防いでください。ブラッシングスプレーも有効です。
人もワンちゃんも肥満は万病の元となります。病院でも体重管理を厳しく指導されているところも多いと思います。可愛くおねだりされるとついおやつをあげたくなるところですが、愛犬の健康を考えグッと我慢してください。本来おやつは心の栄養です。ドッグフードはそれだけで十分の栄養が含まれている総合栄養食です。1日の適正な量のフードをあげて理想体重をキープ出来るように健康管理をしてあげるのが飼い主さんの大切な役割です。
ペットである犬は自分で食料を狩りに行くことは出来ません。飼い主さんから与えられるものしか食べられないのです。ですからダイエットを成功させることが出来るかどうかは飼い主さん次第ということになります。
ダイエット用のフードもいろいろ出回っているので、愛犬を健康で長生き出来るように、そしておねだりの眼差しに負けないように頑張ってください。